2017年11月18日土曜日

毛鉤硅竹で鱒を釣る

【毛鉤硅竹】というテンカラ竿を手に入れたものの、渓流釣りシーズン中はやはりフライフィッシングを優先させてしまい、使う機会はありませんでした。


そうこうしているうちに季節は一気に進んでいつの間にやら11月の中旬。もちろんすでに禁漁期間。この竿を使うのは一体いつになるやら、と思っていたところで米国からやってきたジェイソン君が「テンカラに行こう!」と言ったのでありました♪



ジェイソン君はテンカラに限らず魚釣りビギナーで、今まで経験したすべての釣りを数えても5~6回とのこと。2回は海の船釣で、それ以外はミミズでスモールマウスバスだとか。
その彼がニッシンの日本製テンカラ竿とレベルラインを持って来日し、是非日本でテンカラを学びたい!と言うのであります。


どうやら仲の良いアウトドア仲間がテンカラ狂いになって、何日もかけてトレイルを歩くトレッキングをしながらテンカラでブルックやブラウンを釣り上げては見せびらかすものだから、ジェイソン君もついついその気になったのだとか。


そんな彼を伴って訪れたのは養沢毛鉤専用釣場。日差しはあるものの秋が深まって凛とした良い空気。丁度見ごろとなった紅葉にうっとりしながらのんびりとテンカラを楽しみました。


そしてその日の夜、釣場のブログを見たら僕が写真が写っていたので思わず無断ダウンロード(すみません)。下の写真の右下の赤いジャケットです。


さて、実際の釣りの方ですが、昨今のテンカラの潮流に合せて僕もレベルラインを使います。ラインはフロロカーボンの4号。もちろん細い方が良いのですが、この竿は現在主流のカーボングラファイト製の軽くしなやかな竿と異なり、ファイバーグラス製なのでやはりレベルラインでは太目(重め)の方が良さそうです。今のところ4号でベストマッチな印象。もっと慣れたら3.5号にしようかな。


フライはパドルフリークス謹製「テンカラ毛鉤(プロト)」です。
テンカラの釣りはフライフィッシング風に言うと、ソフトハックルのウェットフライの釣り方と言って良いでしょう。基本は水面下を釣ります。


フライフィッシングとの違いでいうとラインの長さが決まっているので近距離でポイントを狙わざるを得ない一方、ラインテンションの掛具合で毛鉤を流す層を調節したり積極的な誘いをかけることも可能です。
ただし基本は一緒ですね、ナチュラルドリフト(だと思う)。そしてラインが受ける水の抵抗が少ない分、ナチュラルドリフトは比較的しやすいと思います。


そんなこんなでわかる範囲のアドバイスをジェイソン君にしつつ一緒に短い区間を釣りました。
ヒットがあったのはちょっとした落ち込みの誰でもわかるポイント。多くの釣り人に時を置かず叩かれているのだろうけれど、丁寧に一つ一つフライを流していたら立て続けに釣ることができました。


いずれも可愛らしいニジマスででしたが、季節外れの鱒釣りを楽しむことができて感謝です。


釣りを終え、ログハウス管理棟の薪ストーブで暖を取りつつコーヒーでチャッティング。
これもまた魚釣りの一つの楽しみですね。
Tight line!

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