2017年7月21日金曜日

毛鉤硅竹

 【雑魚釣りは硅竹で】という以前のエントリーで、喜楽釣具の「硅竹」というグラス製振出竿について紹介した際、「グリップにコルクがあしらわれたテンカラ竿仕様もあったようです」と書きましたが、後日、実際にそのテンカラ竿を手に入れることができました。

2017年7月8日土曜日

スマグラー Hardy's Graphite Smuggler De-Luxe

 僕にとって釣りは旅なんだ、旅そのものなんだ!と何度も書いているのだけれど、それはパックロッドのコレクションを見てもらうだけでも伝わるんじゃないでしょうか(笑)。
 アブ、オービス、キラク、シマノ、セージ、ダイワ、そしてハーディ等々の釣竿を使っているけれどほとんどが4ピース以上の小継竿です。もっとも、ここ10年ほどの間にフライロッドに関しては定型サイズがほぼ4ピースとなった感があります。技術の進歩によってフェルールもロッドアクションにほとんど影響しないようになったから、メーカー側も仕舞寸法のコンパクトさに比重を置き始めたのかもしれません。
 もちろん、パックロッドなら新たに釣竿を新調しても家族の目の届かないように隠しやすいという利点もあります!(笑)

2017年3月27日月曜日

フナダモの話

 釣った魚を取り込むとき、ランディングネットを使う方も少なくないと思いますが、子供のころはタモアミまたは単にタモと呼んでいました。人によってはタマアミ、タマと呼ぶこともあるようです。マブナ釣りに凝っていたときはあえて「鮒(フナ)ダモ」とも呼んでいました。

2017年2月13日月曜日

マスター・オブ・ライフ或いはファン・カルロスについて

 浦沢直樹氏の傑作漫画のひとつに『MASTERキートン』があります。保険の調査員で糊口をしのぎつつ、いつの日か自分の信ずるドナウ文明の発掘を夢見る市井の考古学者の冒険譚、ミステリーであり、また人情モノでもあります。どのストーリーを読んでも気持ちよく感動できるのですが、中でも「瑠璃色の時間」(第7巻 CHAPTER:3)という物語の冒頭が実に爽やかで心に残ります。
 イングランド、コーンウォールの海岸沿いで路線バスに乗っている少年時代のキートンに、そのバスの運転手が語り掛けます。「坊や目がいいんだな。目がいいと人生は楽しい。」「坊やはきっと人生の達人(マスターオブライフ)になれるぞ。」
 眼鏡が手放せない僕はすでに40代の半ば。僕にもマスター・オブ・ライフに近づくことができるのでしょうか?

眼差しの優しい白髪のダンディ、ファン・カルロス。
もし人生の達人がいるとしたら、それは彼をおいて他にないだろう。

2017年2月10日金曜日

狩人的小話⑦「鶏」

 前回の【狩人的小話⑥「雉」】で、このシリーズ(?)は一度閉じようかと思っていたのですが、フライフィッシングあるいはフライタイイング的な視点で見ると、やはり鶏(ニワトリ)に触れないのもどうかと思うので、最後に鶏についても僕の体験を交えてみようと思います。
 もちろん鶏は家禽なので【狩人的】とは言えないのですが、そこはまぁ完全釣師ゆえの戯言と目をつむっていただけると幸いです(笑)。

スペイン、レオン産ニワトリ。
一般的にはその羽根(ハックル)がコック・デ・レオン Cock de Leon の名称で有名。

2017年2月4日土曜日

鱒料理を幾つか

 魚を食べるなら基本的には海の魚の方が美味しいと思うのだけれど、たまに出掛けた温泉宿などで鱒(マス)の塩焼きがテーブルに並んだりすると、ちょっとした野趣を感じて嬉しい。ただしこれはたまに食べるから美味しいのであって、仮に連泊した翌日の夜も同じ塩焼きが並んだらちょっとげんなりするのは僕だけじゃないはずだ。

 鱒料理でちょっと変わっていて面白いと思ったのは、スペインの確かパンプローナのレストランだったと思うのだけれど、メニューに「ナバラ風」と書いてあったものだ。その土地の鱒料理がどんなものかと頼んでみたのだけれど、やがて湯気を立てて運ばれてきた皿に載っていたのはパンサイズの虹鱒の、薄く小麦粉を振った上でグリルされ、その上に生ハムが重ねられた逸品だった。ハーブの爽やかな香りと生ハムの塩気が鱒の淡泊な身と良くマッチしていて美味しく食べられたことを覚えている。

2017年1月20日金曜日

狩人的小話⑤「襟巻雷鳥」と「鶉」

 七面鳥(ターキー)に触れたついでにもう一つのゲームバード(狩猟鳥)についても紹介したいと思います。
 アメリカのフライタイイング教本やパターンブックなどを見ていると、よく名前が出てくる割に実態が分からない鳥が幾つかあります。ターキーなども我々日本人には決して馴染みのある鳥とは言えないと思いますが、それでもその存在については漠然としていながらも相応の知識は持っているし、他の鳥と間違えることはないですね。
 ところが「グラウス Grouse」と聞いたらどうでしょうか。試しに辞書を引くと「ライチョウ」と書いてあります。日本の雷鳥は天然記念物だからハンティングなんてもってのほかで、養殖されているという話も聞かないからフライマテリアルとして流通することはないと思うのですが、そうすると北米のライチョウはずいぶん数が多いのだな、などと想像をめぐらしていました。ところがよくよく調べてみると数が多いということを別にすれば日本の雷鳥と北米のライチョウとの間には若干異なる事情があるようです。

襟巻雷鳥(ラフドグラウス)の羽根

2017年1月19日木曜日

狩人的小話④「七面鳥」

 実はモグリ(「狩人的小話③鴨」参照)の鉄砲撃ちとは別に本物のハンターも近所にいました。
 タカノブは僕と同じ町内に住み、小学校から高校まで同じ学校に通った友達で、小・中学校時は同じ野球チームのメンバーだったし、色白でひょろひょろしているところは僕とよく似ていました。高校生になると同じ学校へ通ってはいても、お互いに野球を離れ一緒に遊ぶことはなくなりましたが、それぞれスケボー片手に自転車で走る姿を街角で目の端に捉えてはいました。高校を卒業してからは会っていないけれど、そのタカノブの父親は会社勤めながら狩猟を楽しむ趣味人でした。

野生のターキー(七面鳥)の群れ@カナダ